資格に関すること
景気が悪い社会の中では、経費をかけて新人を教育することは企業としてはできることなら避けたいのではないでしょうか。
そこで多くの場合、経験者を求人して即戦力になってもらおうとします。
経験者であれば、少なくともその職種に関わる最低限の知識や技術は身についているはずです。
もし身についているのであれば、あとはその企業のやり方を覚えてもらうだけですぐに仕事をしてもらえます。
しかし経験だけではどうにもならないこともあります。
それは資格です。
何も資格は経験を上回るとは言いません。
しかし資格を持っているだけで少なくとも知識は持っているという判断はできます。
知識を持っているのであれば、例え技術を教えなければならないとしても、全くゼロからの指導ではないので企業側の負担としては少なくて済むでしょう。
例えば高校も大学も普通科や文系学部の卒業であっても、第3種電気主任技術者や第2種電気工事士などの電機系の資格を持っていれば、少なくとも電気の知識は持っていると判断することもできるのではないでしょうか。
このように中には経験がなかったとしても資格を持っていると、給料は安いかもしれませんが就職先が確保できることもあります。
また税理士の資格がなければ顧客からお金をもらって税務処理等はできませんが、例えば税理士事務所などの就職する際には税理士試験の科目合格であっても、税法に関する知きは持っていると判断されるでしょうから、その道も開かれるのではないでしょうか。
このように、資格は持っているだけでも有利に働くこともあります。